ミズナ(水菜)の育て方・栽培方法

ミズナ アブラナ科
ミズナについて

ミズナ(水菜)はアブラナ科アブラナ属の日本(京都)が原産地の野菜です。1683年(貞享3年)には、京都の東寺、九条の周辺で栽培されていた京都の伝統野菜です。別名では京菜(キョウナ)、千筋菜(センスジナ)、千本菜(センボンナ)、糸菜(イトナ)、柊菜(ヒイラギナ)などとも呼ばれています。

ミズナはギザギザした葉とシャキシャキとした食感が特長の野菜で、サラダや鍋料理などの具材として活躍します。またミブナ(壬生菜)と呼ばれるミズナとの自然交雑から誕生した品種もあります。壬生菜も京都の伝統野菜で、ミズナとは違い丸い葉で、わずかに辛味があるのが特長です。

ミズナの栄養素

ミズナには体内でビタミンAに変換され、抗酸化作用、免疫力アップ、がん予防などに効果があるβカロテン、美容や風邪予防に効果があるビタミンC、体内から余分な塩分を排泄する効果のあるカリウム、カルシウム、鉄分などが豊富に含まれています。ほかにもビタミンE、ビタミンKなどが含まれています。

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ミズナ栽培早見表

ミズナ(水菜)栽培スケジュール

ミズナの発芽・生育適温

ミズナの発芽適温は15~25℃、生育適温は15~25℃です。

ミズナの種まき

ミズナの種まきの2週間前に畑に苦土石灰を施し、1週間前に堆肥、化成肥料を畑に施し、耕して畝を作ります。条間20~30cmで深さ1cmのまき溝をつけ、種をスジまきにし、覆土します。発芽するまで土が乾燥しないように、しっかりと水やりを行いましょう。

ミズナの間引き

ミズナ

本葉1~2枚の頃、株間が2cmになるように間引きます。その後はミズナの成長にあわせて間引きを行い、サラダ水菜など小株を収穫する場合は最終的な株間は5cm以上に、大株にして収穫する場合は最終的に株間が15cm以上になるように間引きましょう。

ミズナの追肥

ミズナの草丈が10cm以上になったら1回目の追肥を行い、 化成肥料を株周りに施します。草丈が18~20cmになったら2回目の追肥を行います。

ミズナの収穫

ミズナ

サラダ水菜など、小株で収穫する場合は、草丈が20cm以上になったら収穫します。鍋用などに、大株で収穫する場合は、草丈が30cm以上になったら収穫します。収穫する時はミズナの株元を持ち、根をハサミで切り取り収穫しましょう。

ミズナの連作障害

ミズナには連作障害があります。1年以上アブラナ科の野菜を栽培していない場所を選んで育てましょう。

ミズナ栽培のポイント

ミズナ
栽培のポイント

●大株のミズナに育てる場合は、条間と株間を広くとりましょう。

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