メキャベツ(芽キャベツ)の育て方・栽培方法

メキャベツ アブラナ科
メキャベツについて

メキャベツ(芽キャベツ)はアブラナ科アブラナ属の野菜です。原産地はベルギーで、日本には明治元年に(1868年)に伝わりました。別名ではコモチカンラン(子持甘藍)とも呼ばれています。

メキャベツは一般的なキャベツとは違い、伸びた茎にわき芽が結球し、小さなキャベツをたくさんつけます。キャベツよりもやわらかく、多少の苦味があるのが特長で、シチューやスープ、炒め物、煮物などに利用されます。

メキャベツの栄養素

メキャベツは美容や風邪予防に効果があるビタミンC、血液凝固や骨の形成を促す働きがあるビタミンK、体内から余分な塩分を排泄する効果があるカリウム、食物繊維を豊富に含んでいます。一般的なキャベツと比べて、ビタミンCは約4倍、ビタミンKは約2倍の含有量と、栄養価の高い野菜です。

また強い抗酸化作用を持ち、がん予防などに効果のあるカロテノイドの一種のルテインや、胃潰瘍や十二指腸などを予防する効果のあるビタミンU(キャベジン)も含んでいます。

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メキャベツ栽培早見表

メキャベツ栽培スケジュール

メキャベツの発芽・生育適温

メキャベツの発芽適温は15~30℃、生育適温は15~20℃です。

メキャベツの種まき

メキャベツの種まきは、9cmポットに5粒ほどの種をまき、本葉が2枚の頃に1本に間引き、本葉が4~5枚になったら畑に植え付けます。

メキャベツの植え付け・支柱立て

メキャベツの植え付けの2週間前に、畑に苦土石灰を施し、1週間前に堆肥、化成肥料を畑に施し、耕して畝を作ります。本葉が4~5枚になったメキャベツの苗を、株間40~45cm間隔で畑に植えつけます。草丈が伸びてきたら、倒伏防止のために支柱を立てましょう。

メキャベツの追肥

メキャベツを植え付け後、20日ほどで1回目の追肥を行い、化成肥料を株周りに施します。2回目は、株の下方にわき芽が結球し始めた時に追肥を施します。その後も株の生育を見ながら、適切に追肥を行います。

メキャベツの葉かき(摘葉)

メキャベツの株のわき芽が結球し始めたら、株の生育を見ながら下葉を順次ハサミで切り取り、最終的には上の葉を10枚ほど残します。

メキャベツの収穫

メキャベツの球の大きさが2~3cmになったものから、ハサミで切り取るか、手でもぎ取り、順次収穫をします。

メキャベツの連作障害

メキャベツには連作障害があります。2~3年以上アブラナ科の野菜を栽培していない場所を選んで育てましょう。

メキャベツ栽培のポイント

メキャベツ
栽培のポイント

●下葉の葉かき(摘葉)作業を必ず行い、球の生育を良くしましょう。

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