エダマメ(枝豆)の育て方・栽培方法

エダマメ マメ科
エダマメについて

エダマメ(枝豆)はマメ科ダイズ属の豆です。エダマメは大豆を緑色の未成熟のうちに収穫したもので、塩茹でしたエダマメは酒のつまみとして定番の食べ物です。初心者にも育てやすく、種まきから90日程で収穫できます。エダマメの品種には一般種(緑豆)、茶豆、黒豆などがあり、それぞれ味や香りの違いが楽しめます。

日本では奈良時代から大豆の未成熟豆(枝豆)は食べられてきていましたが、日本やアジアの特有の食べ方でした。近年の日本食ブームによって北米やヨーロッパなどの海外にもエダマメが普及し、日本名と同じく「edamame」と呼ばれています。

エダマメの栄養素

エダマメは畑の肉とも呼ばれている大豆の未成熟豆ですので、栄養価が非常に高い食べ物です。エダマメには疲労回復効果のあるビタミンB1、ビタミンB2などのビタミンB群、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出して血圧を下げる効果のあるカリウム、食物繊維などが多く含まれています。

枝豆に含まれるメチオニンの効果

エダマメのたんぱく質に含まれるアミノ酸の一種である「メチオニン」にはビタミンB1、ビタミンCと共にアルコールの分解を促して肝機能の働きを助ける作用があります。ビールや酒のつまみとしてエダマメは効果的に見ても最適な組み合わせです。

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エダマメ栽培早見表

エダマメ栽培スケジュール

エダマメの発芽・生育適温

エダマメの発芽適温は25~30℃、生育適温は20~25℃です。

エダマメの種まき

エダマメの種まきは気温が十分に上がってきた4月下旬頃から行います。畑に種を直まきする場合は深さ2cmほどの丸い穴を作り、種を3~4粒ずつまき、本葉が出てきたら2本を残して間引きます。直まきの場合は種が鳥の食害に遭いやすいので、本葉が出揃うまでネットやテグスなどを張って対策をしましょう。

ポットまきの場合は9cmポットに深さ2cmで3粒ずつ種をまき、本葉が出てきたら間引いて2本立ちにして畑に植え付けます。

エダマメの植え付け

エダマメ

エダマメの植え付け(種まき)の2週間前に畑に苦土石灰を施し、1週間前に堆肥、化成肥料を畑に施して畝を作ります。株間25~30cm、条間30cmでエダマメを植えつけます。

エダマメの土寄せ

エダマメは生育期間中に2回土寄せをします。1回目は本葉が出てきた頃に土寄せし、2回目は草丈30cmくらいになった頃に子葉が隠れるくらいに土寄せします。

エダマメの追肥

エダマメはマメ科植物の根粒菌が根に付くので、追肥は基本的に必要ありません。生育が悪い場合に限り、土寄せとかねて少量の化成肥料を施しましょう。

エダマメの収穫

エダマメ

エダマメの莢がふくらんできたら株ごと引き抜いて収穫します。収穫適期は7日程で、採り遅れるとエダマメの実が硬くなってしまうので採り遅れのないようにしましょう。

エダマメの連作障害

エダマメは連作障害が起こる可能性があるので、マメ科の野菜を2年以上栽培していない畑を選んで育てましょう。

エダマメ栽培のポイント

エダマメ
栽培のポイント

●畑に種を直まきする場合はヒモやネット等で食害対策を行いましょう。
●土が乾いている時はたっぷり水を与えましょう。
●土寄せは倒伏の防止にもなるのでしっかりと土寄せしましょう。
●収穫適期が短いので採り遅れのないようにしましょう。

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