キュウリの育て方・栽培方法

キュウリ ウリ科
キュウリについて

キュウリはウリ科キュウリ属の野菜です。キュウリの原産地はインド、ヒマラヤ山麓と推定されています。日本には中国を経由して10世紀頃に伝わりました。 みずみずしさとシャキシャキとした食感が特長の野菜で、お漬物、酢の物、サラダ、冷やし中華などの食材として日本の食卓には欠かすことのできない野菜です。

キュウリの栄養素

95%以上が水分で、栄養価が少ないことで有名なキュウリですが、キュウリにはカリウム、βカロテン、ビタミンC、食物繊維などの栄養素も含まれています。またキュウリには体を冷やす作用もあり、暑い夏場を乗り切るのにピッタリの野菜です。

脂肪分解酵素ホスホリパーゼ

最近ではキュウリに脂肪分解酵素の「ホスホリパーゼ」が含まれていることも発見され、ダイエット野菜としても注目されています。 ホスホリパーゼは生のきゅうりをすりおろして食べることにより効率的に摂取できます。

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キュウリ栽培早見表

キュウリ栽培スケジュール

キュウリの発芽・生育適温

キュウリの発芽適温は20~30℃、生育適温は20~28℃です。

キュウリの種まき

キュウリの苗

キュウリの種まきは気温が上がってくる4月頃からポットにまきます。9cmのポットに培養土を入れ2~3粒を離して深さ1cmほどにまき軽く覆土します。本葉1~2枚の頃に生育の良いものを1本に間引きます。本葉が3~4枚になるまでポットで育てます。

キュウリの植え付け・支柱立て

キュウリの植え付け2週間前に畑に苦土石灰を施し、1週間前に堆肥、化成肥料を畑に施して畝を作ります。株間、条間45~50cmでキュウリの苗を植えつけ、たっぷり水を与えましょう。

1列で栽培する場合は直立式、2列なら合掌式で2m程の長さの支柱を立て、ネットやヒモを張り、つるをネットに誘引させましょう。地面は乾燥をを防ぐために敷きワラや籾殻を敷いておくと良いです。

キュウリの整枝・摘芯

キュウリの株の生育を良くするために5~6節までの子づると雌花を全て摘み取りましょう。6節より上の子づるは実が1~2個着いた先の葉を2枚残して先端を摘芯します。親づるは支柱の先端の高さまで届いたら摘芯します。

キュウリの摘葉

キュウリの葉

キュウリの株が大きくなり、葉が増えてきたら日当たりや風通しを良くするためにキュウリの葉を取り除く摘葉の作業をしましょう。古くなった黄色の葉や混み合った葉を摘葉します。一回に沢山の葉を摘葉するとキュウリの株が弱るので、全体を見ながら少量を摘葉しましょう。

キュウリの追肥

キュウリの追肥は2週間に1回程度の間隔で株周りに化成肥料を少量施します。

キュウリの収穫

キュウリ

キュウリの実が20~25cmのサイズになったら収穫適期です。キュウリの株を弱らせないため、大きくなりすぎない内に収穫しましょう。

キュウリの連作障害

キュウリには連作障害があります。ウリ科の野菜を2年以上栽培していない畑を選んで育てましょう。

キュウリ栽培のポイント

キュウリ
栽培のポイント

●キュウリは乾燥に弱いため、地面が乾いたら朝夕の涼しい時間帯にたっぷりの水を与えましょう。敷きワラなどで地面の乾燥を防ぐと良いでしょう。
●生育初期の雌花の摘芯を適切に行って株を大きく育てましょう。
●実を大きくさせ過ぎると株が疲れてしまうので早採りを心がけましょう。

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