マクワウリの育て方・栽培方法

マクワウリ ウリ科
マクワウリについて

マクワウリ(真桑瓜)はウリ科キュウリ属のメロンの一変種の果物です。家庭菜園でも栽培しやいフルーツで、メロンほどの甘さはなく、あっさりとした上品な甘さとしっかりした食感が特長です。冷蔵庫でキンキンに冷やすと一段とおいしく食べられます。またマクワウリを実の青い未熟果の時に収穫したものは漬物にして食べることもできます。

マクワウリの日本での歴史は古く、2世紀頃に美濃国真桑村(現在の岐阜県本巣市)が名産地だったことからマクワウリ(真桑瓜)の名が付きました。マクワウリには様々な品種があり、黄色系の黄金まくわ、金瓜、緑色系の味瓜、落瓜、白色系の梵天瓜、梨瓜などがあります。

マクワウリの栄養素

マクワウリには美容効果や風邪予防効果があるビタミンC、体内でビタミンAに変換され、抗酸化作用もあるβカロテン、体内から余分な塩分を排泄する効果のあるカリウムが豊富に含まれています。

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マクワウリ栽培早見表

マクワウリ栽培スケジュール

マクワウリの発芽・生育適温

マクワウリの発芽適温は25~30℃、生育適温は25~30℃です。

マクワウリの種まき

マクワウリの種

マクワウリの種まきは9cmポットに2~3粒を深さ1cm位で種をまきます。本葉が出たら2本に間引き、本葉2~3枚で1本に間引きます。本葉4~5枚になったら畑に植え付けます。

マクワウリの植え付け

マクワウリの植え付け2週間前に畑に苦土石灰を施し、1週間前に堆肥、化成肥料を畑に施して畝を作ります。株間60~70cmで苗を植えつけます。

マクワウリの摘心・整枝

マクワウリ

マクワウリの親づるは本葉5~6枚で摘心し、子づるは勢いのある3~4本を伸ばします。子づるの4~5節目までに出た孫づるは取り除き、それ以降に出た孫づるに着果させ育てます。子づるは12~15節で摘心します。

マクワウリの人工授粉

着果を確実にするために人工授粉を行いましょう。人工授粉は晴れた日の午前中に雄花を摘み取り、雌花に軽くこすりつけて受粉させます。

マクワウリの追肥

マクワウリが着果したら株周りに化成肥料を施しましょう。

マクワウリの玉直し

マクワウリの果実の地面に接している部分にも日を当てて色づけるため、やさしくまわして玉直しを行い果実全体をムラなく着色させましょう。

マクワウリの収穫

マクワウリ収穫

マクワウリの収穫は開花から35~45日が収穫適期になります。黄金まくわの場合は実が鮮やかな黄色になり、マクワウリからほのかな甘い香りがしてきたら収穫のタイミングです。収穫の数日前から水やりを控えると甘みが増します。

マクワウリの連作障害

マクワウリには連作障害があります。ウリ科の野菜を2年以上栽培していない畑を選んで栽培しましょう。

マクワウリの栽培のポイント

マクワウリ
栽培のポイント

●発芽適温が25~30℃と高いので、気温が十分に上がってから種をまきましょう。
●摘心と整枝を適切に行いましょう。
●人工授粉を行い確実に着果させましょう。
●収穫前の数日間は水やりを控えて甘さを増しましょう。

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