コマツナについて
コマツナ(小松菜)はアブラナ科アブラナ属のツケナの一種の野菜です。江戸時代より、東京の小松川地区で栽培されていたことが名前の由来になっています。
冬が旬の野菜ですが、暑さや寒さに強く、1年を通して栽培することができる家庭菜園におすすめの野菜です。春まきで30~40日、秋まきで45~80日ほどで収穫が可能です。
コマツナはホウレンソウなどよりアクが少なく、味にクセがなく食べやすい野菜です。おひたし、汁物、炒め物、煮物など色々な料理に活躍できます。
コマツナの栄養素
コマツナには体内でビタミンAに変換され、抗酸化作用、免疫力アップ、がん予防などの効果があるβカロテン、美容や風邪予防に効果があるビタミンC、鉄分、カルシウムなどが豊富に含まれています。ほかにもビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEなどを含んでいます。鉄分とカルシウムはホウレンソウ以上に含まれており、栄養価の高い野菜です
コマツナ栽培早見表
コマツナの発芽・生育適温
コマツナの発芽適温は15~20℃、生育適温は15~25℃です。
コマツナの種まき
コマツナの種まきの2週間前に畑に苦土石灰を施し、1週間前に堆肥、化成肥料を畑に施し、耕して畝を作ります。条間15~20cmで深さ1cmのまき溝をつけ、種をスジまきにして覆土します。種まきから2~4日で発芽します。
コマツナの間引き・追肥
1回目の間引きは本葉1~2枚の頃、株間が3cmになるように間引きます。2回目の間引きは本葉4~5枚の頃に株間が5~6cmになるように間引きます。2回目の間引きとあわせて、株周りに化成肥料を追肥します。
コマツナの収穫
コマツナの草丈が20~25cmほどになったら、株ごと引き抜き、根をハサミで切り取って収穫します。春まきで30~40日、秋まきで45~80日ほどで収穫できます。
コマツナの連作障害
コマツナは連作障害が出にくいため、連作することが可能です。
コマツナ栽培のポイント
栽培のポイント
●コマツナは大きくなりすぎると食味が落ちるため、早めの収穫を心がけましょう。