ジャガイモ栽培早見表
ジャガイモの発芽・生育適温
ジャガイモの発芽適温は15~20℃、生育適温は15~24℃です。
ジャガイモの芽出しと種イモの準備
ジャガイモの植え付けの前に種イモの準備をします。2~3週間ほどダンボールなどにジャガイモを並べてから、朝から夕方までジャガイモに日光を当て、芽出し作業をします。
芽出しの作業が終わったら、春植えのジャガイモは1片が30~50g程度になるように切り分けてます。小さなイモは切らずにそのまま、中くらいのイモは半分に、大きなイモは4つ切りにするのが目安のサイズです。
切り分けたジャガイモは、風通しの良い日陰で2~3日干し、切り口を乾燥させてから植えつけます。秋植えのジャガイモは切り分けてから植え付けると、地中で腐る場合がるので、切らずにそのまま植え付けます。
ジャガイモの植え付け
ジャガイモの植え付けは春植えの場合は2月下旬~4月頃、秋植えの場合は8月下旬~9月頃に行います。晴天が続き、地面が乾いている状態の日を選んで行いましょう。植え付け1週間前に堆肥、化成肥料を畑に施して畝を作ります。
ジャガイモはpH5.0~6.0くらいの弱酸性の土壌を好むので、基本的には苦土石灰を施す必要はありません。深さ10cmくらい、株間30cm間隔で種イモを芽の部分が上になるように置き、覆土します。露地栽培の場合は、植え付けた後に水やりをする必要はありません。
種イモの植え付けから15~30日ほどで地上に発芽します。
ジャガイモの芽かき
ジャガイモの芽が10cmくらいに伸びたら、生育の良い芽を2~3本残して全てかき取ります。芽かきをする時は株元をしっかり押さえて、種イモを掘り起こしたり、 芽を途中で切ってしまわないように、注意して丁寧に引き抜きましょう。芽かき作業をすることによってイモのサイズが大きくなります。
ジャガイモの土寄せ・追肥
ジャガイモの芽かき作業を行った後に、1回目の化成肥料の追肥と土寄せを行います。2回目は草丈が30cmくらいになった時に追肥と土寄せを行います。
ジャガイモの花摘み
ジャガイモの花が咲いたら、花にイモへの栄養が取られてしまうので、忘れずに摘み取っておきましょう。
ジャガイモの収穫
ジャガイモの収穫は春植えは6月頃、秋植えは11月中旬頃に行います。葉の部分が黄色く枯れてきたら収穫のタイミングです。晴天が続き土が乾いてる日に、スコップで周りから慎重に掘り起こし収穫しましょう。収穫したイモは緑化しないように日陰で乾かし、風通しの良い場所で保管しましょう。
ジャガイモの連作障害
ジャガイモには連作障害があります。ナス科の野菜を1~2年以上栽培していない場所を選んで育てましょう。