ピーマンの育て方・栽培方法

ピーマン ナス科
ピーマンについて

ピーマンはナス科トウガラシ属の野菜です。ピーマンの原産地は中南米の熱帯地方と推定されています。現在日本で一般的に食べられているピーマンは、明治初期にアメリカから入ってきたイスパニア種を品種改良したものです。ピーマンは暑さや病気にも強く、収穫できる期間も6月から10月頃までと長期間の収穫が可能です 。

ピーマンの栄養素

ピーマンには美容効果や風邪の予防に効果があるビタミンC、体内でビタミンAに変換され、抗酸化作用、免疫力アップ、がん予防などに効果があるβカロテンが豊富に含まれています。ほかにもビタミンCの働きを良くするビタミンP、ビタミンA、ビタミンE、カリウムなどが含まれています。

クエルシトリンとピラジンの効果

緑ピーマンの苦味の正体であるポリフェノールの一種の「クエルシトリン」には高血圧予防、毒素排出、抗うつ作用などの効果あります。またピーマンのワタと種にも栄養があり、種には血行促進効果がある「ピラジン」という成分が含まれており、余すことなくまるごと食べられる野菜です。

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ピーマン栽培早見表

ピーマン栽培スケジュール

ピーマンの発芽・生育適温

ピーマンの発芽適温は20~30℃、生育適温は20~30℃です。

ピーマンの種まき

ピーマンの種は2月中旬~3月頃からセルトレイや箱まきにして、ビニール温室などで15度以上に保温しましょう。ピーマンの種が発芽して本葉が2枚になったら12cmのポットに移し替えます。ポットの苗の本葉が8~10枚で1番花が開花間近になったら畑に定植しましょう。

ピーマンの苗作りには2か月程度と長期間の育苗期間が必要です。家庭菜園で少量のピーマンを作るのであれば、お店で苗を購入して育てることをお勧めします。

ピーマンの植え付け

ピーマンの植え付けは5月頃から行います。植え付け2週間前に畑に苦土石灰を施し、1週間前に堆肥、化成肥料を畑に施して畝を作ります。株間40~50cmでピーマンの苗を植えつけ、たっぷり水を与えましょう。ピーマンの苗を植えつけたら支柱を立て、苗が風で倒れないように麻ヒモなどで誘引しておきましょう。

ピーマンの整枝

ピーマンの株に1番果がついた頃、株の生育を良くするため下の方に出たわき芽と葉を摘み取ります。

ピーマンの収穫

ピーマンの収穫時期は開花後14日~20日程です。株を疲れさせないように株が小さなうちは早めの収穫をしましょう。

ピーマンの追肥

ピーマン

ピーマンの収穫が始まったら、2週間に1回程度の間隔で株周りに化成肥料を追肥します。ピーマンは6月~10月頃までと長く収穫が可能な野菜ですので、肥料がきれないようにしっかりと追肥をして長期間収穫をしましょう。

ピーマンの連作障害

ピーマンには連作障害があります。ナス科の野菜を3年以上栽培していない畑を選んで育てましょう。

ピーマン栽培のポイント

ピーマン
栽培のポイント

●初心者の方はピーマンを苗から育てるのがおすすめです。
●株の整枝を必ず行いましょう。
●地面が乾いたら十分に水を与えましょう。

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